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こんにちは‼️
retro-flamingoです。
今回『チャルメラの鳴る街』というテーマで時を共有したいと思います。
私、明星食品のインスタートラーメン『チャルメラ』のパッケージイラストを見るとノスタルジックな時代背景を連想するのです。
『チャルメラ』とはチャルメラおじさんが左手で持って吹いている木管楽器の名称で、ソラシーラソーソラシラソラーと鳴る客寄せのメロディーはとても耳に残ります。
1967年生まれの私の言える事ですが…
チャルメラは、中国から安土桃山時代に日本に伝わり、江戸時代初期に長崎を訪れたポルトガル人がこの楽器を「チャラメラ(ショーム)と呼んだ事から、『チャルメラ』に変化し現在にいたります、
「チャラメラ」とはポルトガル語でショームの事で、ショームとはヨーロッパで13世紀〜17世紀に作られた木管楽器で、現在のオーボエの祖先とされる物です。
その用途は、豆腐・納豆などの流しの屋台や物売りで客寄せに使用されていました、明治期には水飴の行商人に主に使用され中華そばで用いられる様になったのは大正期からでした。
話を戻しましょう…
屋台を引くチャルメラおじさんと黒猫、街の夜景という昔からのイラストは1966年(昭和41年)発売開始からの物で、
その内容は時代の変遷によりマイナーチェンジが施されました。
現在のチャルメラおじさんは身だしなみが綺麗に整えられ、清潔感のある物に…
初代と比べると、鼻の赤らみが消え、無精髭は綺麗に剃られ、履いているズボンには継ぎが当てられていましたが、綺麗な物になり、履いていた草履がスニーカーに変わりました。
その顔にはほうれい線も薄く、若々しい印象をうけます。
これだけ見ても、時代の流れに私たちの生活も清潔な社会へと変化して来たことが分かります。
「当たり屋」看板の屋台も綺麗に整えられています…
私の幼少期(昭和の時代)には、夜になるとラーメンの移動販売車がチャルメラを鳴らしてやって来た物でした、
それは夕飯も終わり暫くした、小腹の空いた頃…
毎週何曜日という訳ではなく、いつ来るか分からない不意をついた時刻、「ソラシーラソーソラシラソラー🎶」遠くから聞こえるメロディーに誘われ、外にとびだしたものでした。
週末のテレビを囲んだ団欒の時に、聞こえるチャルメラの音
「食うか⁉️ラーメン」という父の言葉に
喜んで「うん‼️食べる‼️」
「今日はもう辞めときなさい、晩御飯食べたやろ」と言う母の言葉を尻目に父と買いに出かけました。
仄かに灯る街灯の家並み、移動販売のラーメン屋の明かり、まばらな来客(隣人など)と交わす言葉、
突発的な環境に溶け込む街と人の風景を思い起こします。
現代の様に細部まで整った清潔な窮屈さは無く、
不整備だがフランクで、加減の良い人々の街がそこにあったのでした。
近年『チャルメラ』は私の街また多くの街で聞こえる事がなくなりました、住宅街においては騒音問題からだそうです。
今回『チャルメラが鳴る街』として
『明星チャルメラ』のパッケージに、フッと、古き良き心持ちを思い返してみたひとときでした。
最後までお付き合い頂き有難う御座いました。
又他の記事も見て頂けたら嬉しいです、
retro−flamingoでした。
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