雅趣に富む『コッズ・ボトル』

こんにちは
retro-flamingoです。

突然ですが今回のタイトルに含む『コッズ・ボトル 』とは何かと言うとラムネ瓶の事でして…

知ってる!

なんて声が聞こえる様な気もいたしますが…

最近ではラムネも缶入りで売られていたりしますが、やはりラムネと言えば『コッズ・ボトル』で雰囲気ごといただきたいと思うのです。

少し『コッズ・ボトル』について触れておきましょう!

『コッズ・ボトル』

1872年  (明治5年) ロンドンのキャンバーウェルでボトラー(清涼飲料水を容器に入れて出荷する会社)を運営していた、ハイラム・コッドにより開発された瓶でその開発者の名前から、コッド・ネック・ボトルやコッズ・ボトルと呼ばれます。

それまではコルクで栓をしていましたが、コルクは高価であり時間がたつと炭酸が抜けやすいという欠点がありました、それを改善するため、密栓ができる栓/容器としてビー玉栓の瓶が考案されたのでした。

日本では1892年(明治25年)徳永硝子の創始者である「徳永玉吉」の開発により『ラムネ瓶』は完成され、その後全国的なラムネの普及に貢献しました。

それから長い年月を経てしても、日本の夏の定番ドリンクとして今に至ります。

コッズ・ボトル=ラムネは日本人の文化に長く存在してきた事もあり、

ラムネと言えば俳句などでは夏の季語としても使用され、風情を感じられる響きをもちます。

コッズ・ボトル=ラムネはその形状と色味の美しさ、それに何よりビー玉を落とすときの「ポン!」という音に楽しさがあり、喉を潤す美味しいレモン味に魅了される飲み物です。

『ラムネ』は元はレモネードだったのですが、(レモネード)〜(レモネー)〜(ラムネー)〜『ラムネ』と訛って変化したのでした。

言葉の変化は伝言ゲームみたいで面白いですね…

中にビー玉を入れてあり、歪なボトルネックの瓶には今見ても不思議で、開発者の並外れたアイデアが伺え、

品質を突き詰めた結果の傑作に面白みも含みます。

ラムネと言えばコッズ・ボトル 『Theラムネ』たる動静であり…

そして現在にしてもそのオリジナルは世代を跨ぎ愛されています、

明治〜大正・昭和とラムネは庶民の喉を潤す飲み物として愛されました、1953年(昭和28年)には当時の炭酸飲料の全国的半数を占めていたのだそうで、

それ故に大衆の文化に寄り添い、当時の夏を思い起こす材料として、懐かしむ季語としても用いられ

ラムネ(コッズ・ボトル)を手にし味わうひと時に人は郷愁に浸るのでしょう。

雅趣に富む『コッズ・ボトル(ラムネ)』

それは今に至り想う、経年が運んだ人の心の中の贅沢な認識で有り、年の功とも言い変えられるでしょう。

日本の夏の定番ラムネ(コッズ・ボトル)に風情を感じる様に令和のデジタルネイティブと言われる子供達の夏には、その後に雅趣に富む物としてどの様な物があるのか、とても興味を引かれます。

それでは今回はこれで、

retro-flamingoでした。

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