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こんにちは
retro- flamingoへようこそ‼️
夏になると蚊やその他の害虫に刺される事が多々ありますが
昨今では虫対策に役立つ物や薬も充実していて、助かりますね〜
夏の夜でも快適に過ごせます。
私の子供の頃 8月のお盆の時期は母の実家に親戚が集まり良く蚊帳(かや、かちょう、ぶんちょう)の中で寝ていたのを思い出します。
『蚊帳』
蚊帳とは1mm程の網目の物で麻などの繊維で作られており虫は通さず風は通す画期的な物で、今においては野外用のテントに「モスキート・ネット」として付属しており全世界で普遍的に使用されています、
特にアフリカ諸国や東南アジアで蚊が媒介するマラリヤ・デング熱・黄熱病などの病気の防護対策として注目され活用されているのです。
昔は私たちの生活にも必需品でしたが、
下水が整備されて蚊の減少に繋がり、網戸の採用、エアコンの普及などにより昭和の後期にはほとんど使われなくなりましたが、自然のままで蚊を防ぐ事のできる蚊帳はエコロジーの観点や薬品アレルギー対策として見直されているのです。
生活環境の変化により何かと便利な方に乗っかっていきますが、その裏には様々な弊害もついて来るという事に気ずかされますね〜
『歴史』
蚊帳の使用は古代に遡ると古代エジプトのクレオパトラが愛用していたと言います…なんだかその手の映画などで見かけた事があり想像できます ʕʘ̅͜ʘ̅ʔ
18世紀にはスエズ運河の建設など熱帯地方の活動に蚊帳が使用された記録があるのでした、一体誰がどの様な閃きで発案したのか興味シンシンです。ʕʘ̅͜ʘ̅ʔ
日本には中国から伝わり、当初は貴族などが用いていました…
それが江戸時代になると庶民にも普及していったのです。
江戸時代の浮世絵師 岳亭春信(がくてい はるのぶ)が著した「蚊帳売り図」では2人で蚊帳を売る行商の様子が描かれており当時の江戸の町に夏を知らせる風物詩である様子が伝わります。
初めは蚊帳と言えば網の色は茶色でしたが、江戸時代初期になると西川家(近江商人)により萌葱色(もえぎ、鮮やかな黄緑色)の網に紅布の縁取りのデザインの物が売り出され、大ヒット商品になり八幡蚊帳(近江蚊帳)として定着したのでした。
デザインを変更して自社ブランドを作った江戸西川家の発想は素晴らしいですね。
他にも慣用句として「蚊帳の外」などあります、こちらは仲間外れといった意味で、あまりよろしくないですが…
又俳句などでも夏の季語として使われており、風情を表す物でもあるのです。
今回は今では見かけなくなった懐かしい蚊帳を取り上げてみました、
最期までお付き合い頂きありがとうございます。
又次回お会い致しましょう‼️
retro flamingoでした。
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