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こんにちは
retro-flamingoです。
人を見かけ(顔)で判断してはいけない、これはよく説かれる一般的な倫理でしょう、
しかし人は見た目で判断できるという見地があるのも事実です。
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小林秀雄、1902年(明治35年)〜1983年(昭和58年)
日本の文芸評論家、編集者、作家。
は「人の顔」に執着し、その事実を標榜した人でした。
古くから人相学など人の持つ顔には様々な傾向が伺えるようですが…
近代に至っては顔分析システムにより、テロリストや犯罪者の顔にある特徴を一瞬に検知し摘発する事が可能とのことです、その精度は80%とか…
小林秀雄氏は『言葉は嘘をつくが、顔は作り変えられない』
人を顔で判断するのは大事な事と説いています。
顔には言葉で説明出来ること以上の情報が詰まっている、
私などは人の顔をまじまじと見るなどなかなかできませんが。
そうする事で見て取れるその人なりがあるのでしょう…
私が若い頃、
小林秀雄 『モオツァルト』を読んだ事があったのですが、
モオツァルトの肖像画について解説する文章で
顔に向けられた観察力の描写は人知を超えた物で、とても驚き、何とか理解しようと何度も読み返したのをおぼえています。
一体どの様な思考を持ってこの様な境地に至るのか皆目わかりませんでした。
その頃の私は未だ小林秀雄氏の高名を知らなかったのです。
日常において、私たちは、無意識に顔の表情などから判断したり、様々な印象を作り出している、皆、人の顔には非常に興味を持っているのですが、
問題はその目がどこまで「見えるか」というところである
と小林氏は言われます。
いくら口で虚勢を張ろうと、持ってるものだけ、考えているだけのものがそのまま表(顔)に現れる、
人間は表に見える通りのものである
なので人間は自分の顔に責任を持たねばならない
顔つきが良い、悪いと思うところの極論に至る思想です。
やはり中身を整える事が重要ですね‼️
顔で判断する重要性には、生身の人間性の触れ合いと言うところが考えられるのではないでしょうか、
SNSが普及した現代には、顔を見ずして会話が出来るようになりました、
そこには弊害が孕む事も事実です。
小林秀雄氏曰く
『言葉では説明できない事が顔でわかる。言葉は多くのものを取りこぼしてしまう。だから、人間を知るためには顔をみるのだ。』
顔に執着した達人の説く真実なのです。
それでは又
retro-flamingoでした。
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