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こんにちは‼️
retro- flamingoへようこそ。
文化を読み解こうとした時に流行した物や人々の生活を知る材料として、その時代の広告を見る事で世相を伺う事ができますよね、
昨今 昭和retroとして様々なジャンルで人気があるようですが、今回は琺瑯看板(ほうろうかんばん)を取り上げて見ようと思います。
私の幼少の頃は道沿いの民家の壁や街中の店先には、会社のロゴや宣伝文句を打ち出した 様々なホーロー看板が掲げてありました、
当時はと言うと建物の壁色も今みたいにカラフルなものは少なく景観とすれば木の材質のこげ茶色というのが街全体の眺望でした、そこにカラフルなホーロー看板を貼る事で殊更に目を惹く広告の意味を成したのです、
そしてその光景が今昭和retro(ノスタルジー)として人気を集めている秘密一端なのでしょう。
琺瑯(ほうろう)とは⁉️
サビ止めや装飾の為に金属器の表面に焼き付ける不透明なガラス質の釉薬(うわぐすり)で、それを焼き付けた金属器の事を指すもので、簡素化してホーローと書く事もある。
1888年〜1889年頃に誕生したとされ、
明治・大正・昭和中期まで商品宣伝手法の主流として一時代を築き…
1950年代〜1970年代 マスメディアによる広告手段がまだ一般的でなかった頃、屋外広告の媒体として広く普及しました。
その看板設置の広告料は現金ではなく現物支給が多かったのだそうです…
なんだか 民家の明かりの灯る夕刻のほのぼのとした情景が思い浮かびます。
その後は商品サイクルの加速化や住宅事情の変化、テレビ等のメディアの発達に伴い、1975年頃から徐々にその姿を消していったのです。
子供の頃 私の父が自転車店を営んでいた事もあり店舗の外壁にホーロー看板が掲げられていたのを思い出します…
当時は1970年代頃になりますが、当時は何ら気にも留めない物だったのですが、今に残っていたら当時のオリジナルとあれば希少価値のある物となったでしょう。
しかし残念な事に手元に残るものは有りません、😑
種類が豊富で歴代の物を見る楽しさは時間を忘れる様に素敵な物ばかりで、熱狂的なコレクターが多い事も納得させられます。
その優れたデザイン性とキャッチコピーから当時のトレンドを伺え知る事が出来、
目まぐるしく進化する近年の複雑なテクノロジー時代において。
近代日本史とも言える 広告媒体に込められたストレートな表現から、誠実さを感じるのかもしれないですね。
それでは今回はこの辺りで…
最期までお付き合い頂きありがとうございました。
また次でお会い致しましょう、
retro flamingoでした。
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