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こんにちは
ようこそretro- flamingoへ‼️
今回は昭和30年代頃まで人形や眼鏡フレーム、他にも広範な物の素材で使われていた、セルロイドを見てみたいと思います。
セルロイド人形とかよく言われるので皆さん耳にした事は有るのではないでしょうか⁉️
昭和42年生まれの私などはセルロイドと聞くだけで昭和レトロの暖かい感じを覚えます。ʕʘ̅͜ʘ̅ʔ
セルロイド(celluloid)
セルロイドとはニトロセルロース(硝酸繊維質)と樟脳(しょうのう)などで合成される合成樹脂(硝酸セルロース)の名称で… 歴史上最初の人工の熱可塑性樹脂であり、当初は象牙の代用品として開発されたのです。
特性として加熱すると大体90°cで軟化し、形成が容易である事からかつて大量に使われました。
日本では1914年(大正3年)
人形をはじめセルロイド製おもちゃの生産が始まり、アメリカにも輸出されました、20世紀半ばまでは食器の取って・万年筆の筒・眼鏡のフレーム・洋服の襟(カラー)、また飾り物などに使われ…
1950年代までは映画のフィルムもセルロイド製を使用し、アニメーション制作においてもセルロイドのシートを使用していたと言う経緯から、現在も『セル』と呼ばれているのです。
これには1880年代に乾板に代わってセルロイドを写真フィルムとして使用する製造技術を開発したハンニバル・グッドウィンの功績によります、彼の会社は現在のイーストマン・コダック社。 ʕʘ̅͜ʘ̅ʔ
各方面の技術の発明を繋げる事で次々へ繋がる進歩は歴史を見るととても感動させられます。
そんなセルロイドでしたが… 熱に弱く加工のし易さが利点だったのですが。
その燃えやすく、摩擦熱などによって発火し易い。
又光などで劣化し耐久性が低いという欠点により火災を誘発することから、
アメリカ政府の輸入禁止となり…
日本ではセルロイドは消防法の可燃性の規制対象物(第5類危険物)に指定され製造、貯蔵、取扱法が厳しく定められ…
その為現在では大半が不燃性の酢酸セルロース(アセテート)などが使用される様になりました。
しかしながら0になった訳ではなく、現在でもピンポン玉、人形、ギターピックなどで使用されている物もあり、眼鏡フレームなどではその美しさからセルロイドを好むケースもあり引き続き少量が使われているのでした。
素材の弱さゆえに経年変化を受けやすいセルロイドは、月日を追うごとに愛着のある物へと変貌する所に、良さを感じるのかもしれません。
今回のセルロイド最後までお付き合い頂きありがとうございました、
又次回お会い致しましょう‼️
retro- flamingoでした。
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